葬儀の中でも家族葬が増えている理由
2020年08月09日
身内で不幸があった際に葬儀を執り行いますが、日本では仏式タイプが多く執り行われています。その中でも一般葬と呼ばれる通夜と告別式を行うタイプが多くありますが、最近では家族葬を執り行う場合が増えてきています。
一般葬自体は規模としては60人以上の参列者がいることが多くありますが、家族葬の場合はより小規模な葬儀とイメージすると分かりやすいです。参列者も親族や遺族だけでなく友人や知人などもいますが、規模としては30人程度と一般葬よりもぐっと参列者を抑えています。
家族葬が増えてきている理由として、生活環境の変化があげられます。以前までは祖父母と同居して生活する家庭が多く、生活スタイルも戸建てで生活する家族が多くありました。ですが現在では核家族が増えてきており、生活スタイルも戸建てではなくマンションやアパートなどの賃貸での生活も増えてきています。
また血縁との縁や地域同士の繋がりなども薄れてきているので、交流自体が少なくなっているというのもあります。また平均寿命が延びたこともあげられます。高齢者になってからの通夜や告別式に参列する知人や友人自体が少なくなります。このように様々な理由から小規模な葬儀となる家族葬が増えてきています。