友引の日を定休日にする斎場が多い
2017年03月28日
斎場の定休日は、多くの場合で友引の日になっています。友引の日は、縁起が悪いということで斎場は定休日になることが多いわけです。友引はその漢字からも分かる通りに、友をあの世に引き連れていってしまうと一部の人たちによって信じられています。
ですから、この日を休みにしようという施設が多いのですね。縁起の悪い日に営業をしても、客足は伸びません。ですから、休みにするのには適しているわけです。利用する側としても、施設側としても、この日を休みにすることには異論がない場合が多いです。
厳密に言えば、友引というのは中国から入ってきた考え方である六曜の一つであって、仏教とは関係がありません。ですから、何もこの日を必ず休みにしなければならないわけではありません。業界の慣習によって、この日に休むことが多くなっているだけです。最近は六曜を気にする人が少なくなってきています。若い人の中には、六曜の存在すら知らない人も多いのではないでしょうか。今後はそうした流れを汲んで、別の日を休みにする斎場が増えてくる可能性は少なくありません。ただ、施設によって休みの日は変わってきます。いつ休みなのかを知りたいなら、その施設のホームページ等を調べてみるといいでしょう。公式ホームページなら、間違いのない情報を記載してくれているはずです。大規模な施設の中には、休みの日がないというケースも見受けられます。小規模な施設も六曜に沿わずに別の日を休みに設定しているケースがあります。